日々の宏観情報2

日々の宏観現象あるいは自然のうつろいなど。2020年3月まで遠方のAMラジオ感度を記録してました。

木村真三講演会@小千谷(2)


3月15日にたまたま放射線を調べてた、横浜で0.3マイクロになったと聞き、たまたま線量計を持っていて自宅を測ったら1ミリを超えた。台東区20日に0.7くらいになった、放射能が福島から流れてきた、そこから回って、郡山、二本松に戻った。3月15日は測ったのを京都大に送って、福島に入った。三春に辿り着いて、泊って、16日は原発から2.4kmに近づいた。カメラマンなど一緒でそれ以上入らなかった。不審な車がいっぱい、跨線橋が壊れてて、そこで入れないと思ったら不審な車が脇道に入った、入れると思ったがスタッフが鬼のような顔で見たから止めた。グラフを見て、爆発という感じじゃない、プルトニウムも出てなかった。でもプルトニウム20日には出た。長崎まで、これはエアロゾルで4/6~13が一番増えた。海岸に沿って風が吹いた。計算すると1.2万ベクレルのが飛んだ。福島だけじゃない、全国に。昨日は福島で市民講座で話したがマスクは普通のマスクじゃあ効果がない、活性炭入りのマスクは効果がある。私もつけていたがヨウ素が千ベクレルくらい吸着していた。どれくらい吸い込むか心配したが、測ったら自分の被曝は少なかった、問題ない程度。核種によってスペクトルが違う。浪江町赤宇木、危ないって町の中心部から逃げてきた、町の端だが80マイクロ、再避難させるために行った、室内でも25マイクロ。先日再会したが、まだWBCの順番が回ってこないというので、私の所で測ろうと。文科省の航空モニタリングは10km四方のメッシュ、人は道に沿って移動するから道を測るのが大事と思って測っている。いわき市志田名と萩がホットスポットとわかり、高さ1mと10cmで線量を測った。いわき市香川県より広い、それを測った。津波の被害が大きい。内陸は一番大きな余震で震度六強になった。道路も壊れた。ホットスポットをわかっても行政も動かせない、自分たちで測ろうと住民に働きかけて、二本松は農地は1km、住宅地は500m四方で測った。いわきは農民が田畑は一枚一枚だと言うから一枚ずつ測った。家は仏間で測った。全部で713カ所。低い所は0.5マイクロ、高い所は3マイクロを超えている。50mのメッシュで地図を作ったが、10mでも作れるが字が小さくなって見えない。世界一詳しい地図だと思う、。地図を使って視覚的に行政に訴える。棄民政策になっていると訴えた。森裕子副大臣に相談した。視察に来てくれて、除染が始った。二本松は小中学生にガラスバッジが配られ、9月から三ヶ月測って最大が1.62ミリSv。年間5ミリが住む限界と思っている、三ヶ月は1.15ミリ、それより高いと調べて汚染マンションがわかった。3月から調べていて建築資材汚染まずいと思っていた。9月から測っても事故当初の値はわからないが、細かく調べるからホットスポットが見つかると思った。実はもっと高い数値もあったが、確かめたらバッジつけたままレントゲンを浴びた。5ミリが一人いたが、体につけず軒先につるしていた。マンションは12月27日にわかり、28日には森議員に伝え調べ始めていた。1月5日から調査に入ったがフジテレビに発覚したので公表した。4月11日に基礎工事で汚染砕石を使った。被害宅は引越し先が決まっているが、マスコミが嗅ぎつけて待ち構えていて引越せない。セシウム汚染米の水田、平場と山間は違う、山間はセシウムが集まる。落穂を拾って測定した。平場なのに汚染水田は水利が悪く給水しにくいので水を抜かずためていたのが悪かった。山間はわき水の流れ込みにフィルターをつけて防止できる。阿賀野川河口もセシウムが溜っている。福島から流れてきた。仙台も阿武隈川が福島から流れていて汚染されている。水源の谷間に緩衝池を造るとセシウムの汚泥が溜る。水はきれい。森の水を緩衝池に集めて除染できるかも知れない。
質問1:ベクレルとシーベルトの違い。回答(略)。質問2:南相馬の黒い物質。茸や山菜は大丈夫か。回答:志田名は茸は1万~2万ベクレル。チェルノブイリは10万を超える。質問3:自分の田の米を測ってもらった。不検出だった。種類が13とか37とか、全部が心配なのか。回答:核種はいろいろある、半減期が短くすぐなくなる核種も。短いのがなくなって13になったんじゃないか。質問3追加:スペクトルどう見るのか。回答:核種ごとに違う、ピーク見てわかる。Ge見て使えるのは日本に10人くらいしかいない、私もまだまだ。人体にカリウムがある、カリウムに比べてどれくらいかで影響を考える。「文藝春秋」に解説が載るので見て欲しい。ゼロには出来ない、ある程度は受入れるのが事故後の世の中だと思っている。